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アイツが襲いかかってくる

アイツが襲いかかってくる
仕事も終わりやっと帰宅できたのが
10時を回っていた。

 
1日の疲れを落とすために
月並みであるが、
お風呂に入り今日の疲れをとる。

 
でも湯船にゆっくりと浸かっていると
どうしてもアイツが頭の中を駆け巡る。

 
そして、
また一人でブツブツと言い出す。

 
お風呂から上がって
遅めの夕食をとるために食卓に座る。

 
奥さんが作ってくれた料理を
温めて一人で寂しく夕食をとる。

 
それと同時にプルトップに指をかけ、
「ふぅ」と一息ついて
飲み口を口に近づける。

 
この時の発泡酒が
胃にしみるのが何とも心地いい。

 
このひと口がアイツから
私を逃避させてくれる。

 
食事も早々に明日も早いので
着替えて床に入る。

 
いつもは寝つきがいい方なのだが、
月も後半になってくると
寝つきの悪い日が続く、
部屋の蛍光灯を消し、
強引に眠りにつこうとする。

 
真っ暗な天井を見ながら
静かに瞼を下ろす。

 
眠りにつこうとするが、
どうもアイツが邪魔をする。

 
これじゃ眠れないと
意識的にアイツを振り払うが、
しばらくするとまたアイツが邪魔し始める。

 
それを何回か繰り返すと
本当に疲れているせいか
自然と眠りについている。

 
どのくらいの時間が
たったのかわからないが、
今度はアイツが夢の中まで出てきた。

 
内容はよく覚えてないが
とにかくアイツが襲ってくる
感覚がものすごい。

 
だんだん体温が上がっていき
布団を剥いでいる。

 
それでもアイツは
容赦なく襲い掛かってくる。

 
私は逃げようと必死で走るが
どこまでもアイツは後を追いかけてくる。

 
そのうち疲れてきた
私にアイツが追い付いてきた。

 
アイツに捕まったと
同時にハッと目が覚める。

 
体は汗でびっしょり。

 
体も何だか疲れでだるい。

 
それで私は一言「またかぁ、、、」

 
アイツはおわかりのとおり、
お金だったり、
売上げだったりの
数字ですね。

 
商売をやっている方であれば
1度くらいはこんな事
あるのではないでしょうか。

 
もしかしてリピートしてますか?

 
いつまでもこんなことを
続けていますか。

 
こんな生活から脱出したい人のために
商売人の学校はあります。

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