
商売人の学校講師 蔵楽俊樹です。
 
 人って何故だか行列みると並んでしまいますよね?
 ん?自分は並ばない主義だ?
 並んでる人の気が知れない?
 まあそんな事は今回どうでもいいのですがw
 
 行列をみるとその店の事をあんまり知らなくても
 なんとなく思いませんか?
 
 「このお店、これだけ人が並んでいるのだから
  きっといいお店に違いないよね」
 って。
 
 行列しているのに全くサービスも商品も良くない
 っていうのはあまり考えられない。
 
 この
 「行列を見て、その店が良いと思ってしまう」
 みんなが良いと思っているものはきっといいものだ、
 という所謂「勝ち馬に乗る」的心理は、脳のクセで
 「バンドワゴン効果」って言うらしいですよ。
 もうね、脳のクセだから仕方がない。
 人って思った以上に他人の評価に振り回されているってわけですね。
 
 したらそれを利用しない手はない。
 
 というわけで実際にウチの駅前でいっつも行列している
 飲み屋さん、というか焼き鳥屋さん。
 この店焼き鳥のお持ち帰りを店頭でやっているのですが
 兎に角行列が絶えない。
 
 観察しているといくつかの秘密があるんですね~。
まずこのお店、絶対作り置きをしない。
 ある程度までは焼いてあるであろう商品を、
 注文を受けてから仕上げ的に焼くのです。
 全く一から焼くのではすごい時間がかかるし、
 頼んでおいて後から取りに来るってパターンにもなりがち。
 そうではなくて、待ち時間も程々に、タイミングよく
 商品を提供できるよう、うま~くコントロールしている。
 
 当然レジは一つだけだし、
 そんな感じだから一人当たりの滞在時間は自然と長くなります。
 あんまりにも長い行列だと途中で帰ってしまう人もでてくると予想されるので、
 常に6人位の行列をキープし、
 3~4番目になると何かしら試食をさせてくれて
 絶対購入するまで帰さないって仕組み化されてます。
 
 これが夕方4時くらいから9時くらいまで延々と続くという。
 
 あ、もちろんそんな行列店なので、お店の中も常に満席w
 席が空いてるの見た事ない。
 その辺もぬかりなしですね。
 
 しかも「あの店いっつも並んでるよね?」
 って自然と刷り込みされ話題にもなる。
 
 こんな風に行列を作るテクニックを上手に使っているお店って
 結構あると思います。
 
 あなたの周りの行列店、観察してみてはいかがでしょうか?
 そして良い所は真似をする!これを忘れずにねっ(^ ^)


