雇われ時、実力があったのに独立して売り上げが悪い。
あの人が売り上げが悪いなんて考えられない。
あんなに◯◯が上手なのに?なぜ?
実は、よくあることなんです。
技術経験と知識が豊富なエステティシャン。
誰にも負けないスキルと経験を積んでいる。
こんな人は、良い意味で目立ちます。
そして周りの期待度も高まるし、
本人もプライドを持って業務にとりかかるのですが
必ずでてくる、あれっ?ダメだったの?
何がダメだったかというと、「契約が取れない」ダメだったです。
長年の経験で培った上級の技術と接客。
そして知識。
これだけ揃っていれば、何より本人が自信満々になっても仕方ないことですが
それでは、なぜ売上に結びつかないのでしょうか?
それだけ揃っていて本人も自信がある。
なのに「あれっ?ダメだったの?」
になって1ヶ月間トータルでみると、大して売り上げが上がっていない。
もちろん、全くダメなわけではないのです。
そこそこの売り上げはキープできている!
ただそれ以上の売り上げを出すことができない。
にもかかわらず、
私は「実力がある」と勘違いして
プロフェッショナルのつもりの行動や言動になってしまい
結果的に契約率が悪く、内心は本人が一番悩み、苦労している。
長年の美容経験中でこのような残念なスタッフや経営者の方と数多く接してきました。
原因は何なのでしょうか?
実力と売り上げが反比例している原因は?
それは、バランスです!
サロンワークで大切なことは技術だけではありません。
接客はいうまでもなく、お客様へのアドバイスも、お客様の要望を叶えることも、
要望を引き出すことも、どれもこれも
全てがサロンの顧客をファンにする重要なことになりますが、
最も重要なことはそのバランスです。
技術が素晴らしくても、
その技術力を武器に顧客をファンにするシステムがなければ売り上げは上がりませんし、
接客が上手で知識があったとしても、
その知識を武器に顧客をファンにして囲い込むシステムが確率されてなければ、
バランスが悪く一部の顧客にしか支持をされない結果になり
売上もそこそこで終わるのです。
経験者でそこそこは売り上げが上がるけど、
それ以上は伸び悩むという原因はそこにあります。
改善する方法は一つしかありません。
現実の売り上げの数字を素直に認めて、
「実力がある」という勘違いを捨てることです。
現役塾生 ―たかはし きょうみー