今日は「モヤモヤしていた理想のお客さま像を10分でハッキリさせる方法」
について具体的なやり方を説明しますね。
「ペルソナ」ってやつですね。
実は、質問をいただきました。
治療家の横山さん(仮名)。
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質問
「ペルソナ」を決めなさいとよく言われますが、どうしてもイメージできません。
「理想のお客様」のことだと聞きました。
この人物をイメージしてアプローチ方法や広告を考えるということですが、
そもそも現在、保険治療で理想とするお客様がいないのでイメージできません。
〜 中略 〜
安いお客さま(患者さん)でも長く通ってくれた方が良いのでは?という
貧乏発想から抜けられません。
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この方はたまたま治療家さんですけど・・・
どんな業種でも同じですよね。
答えはカンタンです!
一冊のノートとペンを準備してください。
ノートの表紙に
「Death Note」(デスノート)って書いてください!
このノートの1ページ目を開けて
一番上の1行目に
「二度と来るな!土下座されても、絶対に治療してやらない可哀想なヤツ」
と書いてください。
マジメに書いてくださいね。
感情を込めて。
人は「楽しかった良い思い出」よりも「嫌な思い出」が忘れられません。
トラウマになるような思い出は辛いですが・・・・
例えて言うと
100円借りて忘れていても、貸した方は何年たっても覚えているものです。
この「怒り」や「恨み」の感情がしつこく心に留まり、
時々、ふとした拍子に表に出てくる性質を利用します。
負の感情はエネルギーが大きいので行動開始の瞬発力やモチベーションに繋がります。
・ ・・・・ノートに戻りますね。
もう、わかったかと思いますが、
「デスノート」には次の項目を書いてください。
1. 今まで関わった、「嫌な客」の名前
2. なぜ、その客が嫌なのかその理由
3. 今はどういうつながりなのか?
縁を切った(こちらから断った?相手から断られた?)
まだ続いている(なぜ?)(どうするのか?)
4. 完全に切る(切った)ならどういう方法で?
5. それによってスッキリしたか?未練はないか?(なぜ?)
6. その人がもし、頭を下げてあなたのサービスや商品を「お願いです!」と買いに来たら
どういった態度や会話があれば、「理想の客」に昇格させますか?
7. どうしても記憶から抹殺したい場合は1. の名前に大きなバツ印を。
許してもいいなら6. の内容に大きく丸印を。
これで「来てほしくない客」をドンドン、実名や記憶をたどって書き切ります。
すると、
「なんで、俺はこんな客ばっかり集めてたんだろう・・・」
という人も出てきます。
まず、仕事の現状に悩みを持っている人の大半はそうです。
ノートを書き終えたら、
静かに閉じて
深呼吸しながら目も閉じて
今まで出会った中でも良いお客様や、心を入れ替えたお客様が
あなたのサービスをあなたの提示する金額で心から欲しがっているところを想像します。
これでペルソナが決まります。
ゴミを空っぽにしなければ、宝物を集めるスペースが確保できません。
同時に、
「嫌な客」「安い客」「クレーマー」「値引きサービス要求客」「比較客」って
「あなた自身の言動や行動、広告内容が呼んできた」って事実を知ります。
「デスノート」を効果的に使ってみてください。
ぜったい誰にも見つからないところに隠しておいてくださいね。
ではまた。
商売人の学校で。