こんにちは。
商売人の学校の講師の長井です。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。
さて今回のお話は
「断る」というテーマについて。
何を断るのか?それは
「お客様を」というお話です。
お店を軌道に乗せたいけれど売上が上がらない
そんな悩みをもっていた5年前。
同業で調子よくされてる方にもらった
アドバイスで度肝を抜かれたことがあります。
それはどんな内容かといいますと要は
『今すぐ客を断れ』というもの。
いやいや、売上上げたいって言ってるのに
お客様を断れだなんて!狂ってる…!
そうは思いましたがその方から
それがスタートです、と言われ動揺。
でもその人と自分の売上を考えると
正しいのはその人の方なのだろう、
と思い不安ながら実行することにしました。
『今日いけますか?』
『今日は予約が終わりました』
『今すぐいけますか?』
『今は無理ですが3時間後ならいけます』
スカスカの予約表をみながら、
今すぐとりたい!という思いを
グッとこらえながら断りました。
苦しいのです。辛いのです。
すると案の定、今すぐ!というお客様は
あっという間に来なくなってしまいました。
断ってたのだから当然です。ですが!
その代わり、事前予約してくれる
お客様だけしか来ないようになりました…!
今すぐ予約を断ることで
予約を取りにくいお店、と
認識してもらえるようになりました。
今すぐ予約を断ることで
人気店だと認識してもらえるように
なりました。
今すぐ予約を断ることで
予約が他の予定より優先順位を
上げてもらえるようになりました。
なんのブランディングもしてません。
費用も一切かけてません。
やったことは今すぐ客を『断った』だけ。
今では同業の方に集客で一番最初に
やるべきことは?ときかれたら私も
『今すぐ客を断れ』と言ってます。
過去の私と同様、驚かれますし
難色を示されます。
目先の売上を取らないと不安になる。
でもそれはひとえに戦略がないから。
お客様を断る、このトンデモ手法には
目先の売上に振り回されない自分になる
修行であるとともに
お客様の意識も変えていく、
そんな2つの要素があるのです。
本当にこれが売上を上げ、そして自分の
商売を戦略的にしていく第一歩。
お客様を断るなんてとんでもない!
そんな方こそ勇気を持って
ぜひやってみてくださいね。
きっと今までの自分ではわからなかった
ロジカルな発見があるはずですよ。